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Who We Are

岡本研究室へようこそ

岡本研究室へようこそ

岡本研究室は2023年4月より始動した研究室で、有機合成化学、π電子系科学、超分子科学、高分子科学、計算科学、有機半導体材料、機能性有機材料、創・省エネルギー、有機デバイス、有機エレクトロニクスに関する研究を行っています。当研究室では、東京工業大学物質理工学院応用化学系エネルギー・情報コースおよび応用化学系コースから学生を受け入れています。また、他大学からの大学院生、日本学術振興会(JSPS)特別研究員(PD)など、将来研究者を目指す皆さんを歓迎します。研究室見学や進学相談はいつでも受け付けています。メール等でお問い合わせください。

The Okamoto laboratory is established in April 2023 and we specialize in organic synthetic chemistry, π-electron systems, supramolecular chemistry, polymer sciences, computational sciences, organic semiconductors, organic functional materials, energy-harvesting materials, and organic optoelectronic devices. Our laboratory hosts students from the Applied Chemistry Energy Course and the Applied Chemistry Course at the Tokyo Institute of Technology’s School of Materials Science and Engineering. We also welcome graduate students from other universities, Japan Society for the Promotion of Science (JSPS) Special Research Fellows (PD), and anyone who aspires to be a future researcher. Feel free to contact us by email for laboratory tours and consultations regarding further educations.

News

Latest Posts

福﨑先生の歓迎会&四半期ミーティングお疲れ会

福﨑先生の歓迎会と四半期ミーティングのお疲れ会(青葉台)を行いました…

福﨑特任准教授、着任

福﨑英治特任准教授が加わりました。

新M1が加入

新M1の小澤 悠馬さん、梶原 啓志さんが岡本研1期生としてラボに加わ…

三⾕助教、熊⾕特任准教授、Huangさんが⼝頭発表

三⾕助教、熊⾕特任准教授、Huangさん(東⼤⽵⾕研究室所属・博⼠2…

Research

CUTTING EDGE RESEARCH

Design Molecules

分⼦を設計する

これまでの知識、経験と直感、そして、最先端計算機を⽤いて、新奇な芳⾹族化合物と呼ばれるπ電⼦系からなる分⼦を設計します。分⼦の構造だけでなく、その機能も緻密にデザインし、世界を驚かせる機能を実現する分⼦を創造します。

Synthesize Molecules

分⼦を合成する

設計した分⼦の反応経路を考え、ガラス器具、試薬や最先端実験装置を使って、⾼純度な分⼦を実験室で⾼効率に作り出します。また、未踏の化学反応の探求により、これまでにない分⼦の創製に挑みます。

Integrate Molecules

分⼦をデバイス化する

フレキシブル基板上に合成した分⼦を成膜し、デバイスを作製します。作製したデバイスの電気伝導性や光電・熱電変換特性などを評価します。先進的なデバイスを創り出し、社会に新たな価値をもたらします。

岡本研究室の哲学

新奇な分子を設計・合成・デバイス化し、社会に貢献

研究内容の概要

岡本研究室では、電子・光・磁気機能などを付与した新奇なπ電子系分子およびその分子集合体の創製と、それらのサイエンスの解明に取り組んでいます。独自の分子で、塗布結晶化および単結晶化技術の革新と環境低負荷な次世代エレクトロニクスへの応用展開に挑戦し、社会に貢献します。

Pioneering advancements in organic electronics through innovative designs, synthesis, and strategic integration of novel molecules, thereby revolutionizing societal progress and technological landscapes.

代表的な研究成果

材料開発:高性能有機半導体材料の開発
 高移動度有機半導体におけるキャリアの波として伝搬,つまりバンド伝導が報告されて以降,有機半導体の高移動度化にはバンド伝導理論に立脚した分子設計および材料開発が必要となりました.バンド伝導モデルでは,キャリア1個あたりの伝導度に対応する移動度 µ µ = qτ/m*(緩和時間 τ , 有効質量 m*,電気素量 q )で表されます.すなわち,高移動度化には長い緩和時間 τ と小さい有効質量 m* が必要であり,前者は「分子間振動の抑制」,後者は「分子間の軌道の重なりの増大」として分子設計に反映できます.これまでに多数の有機半導体が報告されていますが,バンド伝導理論に立脚した分子設計は行われていませんでした.上記の背景のもと,当研究室では,バンド伝導理論に基づき,「分子間振動の抑制」と「分子間の軌道の重なりの増大」に着目し,p型(正孔が伝導する)有機半導体およびp 型よりも開発が遅れているn型(電子が伝導する)有機半導体について,分子軌道・分子形状・分子間力エンジニアリングによるπ電子系の分子設計指針を提案・実証してきました.例えば,

などです.分子設計後は,目的のπ電子系分子を得るための簡便かつ汎用性の高い有機合成法の開発から始まり,電子材料に必要な高純度化のための精製法の検討,基礎物性の評価,集合体構造データの取得,得られた集合体構造データに基づく電荷輸送能の理論計算を実施します.一連の結果から有機半導体として高性能と判断される分子について,トランジスタ評価から高移動度を明らかにし,分子設計指針の確からしさを実証しました.さらに,得られた科学的知見を分子設計へフィードバックし,有機半導体の移動度を向上させてきました.また,高移動度(> 5 cm2/Vs)を示す化合物については,ホール効果測定によりバンド伝導性を示すことを明らかにしました.卓越した分子設計に加えて,バンド伝導理論に立脚した分子間振動の抑制に関するアプローチは,大気(酸素や水),熱,バイアスなどの外的なストレスに対する耐性を有機半導体に付与でき,結果的に,世界にさきがけて高移動度かつ高安定性なバンド伝導性のp型C10–DNBDT–NWおよびn型PhC2–BQQDI有機半導体の開発に繋がりました.なお,p型有機半導体TBBT–Vおよびn型有機半導体BQQDIは富士フイルム和光純薬から市販されています.

プロセス開発:有機半導体材料の最高性能を引き出すための塗布結晶化法および大面積結晶化法の開発
 有機半導体の性能は得られる薄膜の結晶性に影響されており,「結晶粒界のない単結晶」において理想的な性能を発現します.また,伝導を担う界面の状態を「どのように制御するか」もデバイス性能に影響します.当研究室では,有機化合物の特長をいかし,また,シリコンウエハーに匹敵する10 cm角級の単結晶薄膜化(材料の使用効率およびデバイス性能を鑑みると超極薄膜が理想)を指向して,大面積塗布結晶化法および当該プロセスに適した分子設計法の開発に取り組んできました.また,結晶性が低い高分子半導体材料についても,イオン液体上で高分子鎖を圧縮配向させる薄膜化法の開発にも取り組んでいます.さらに,強力かつ高い大気安定性を有するジカチオン型pドーパントを開発し, 高結晶性高分子半導体に対してドーピングを施すことで,高結晶性と高ドープ状態の両立を達成し,高導電性高分子の開発にも成功しました.一連の塗布技術と材料群は,有機トランジスタ,有機薄膜太陽電池,有機熱電変換素子,さらにはワイヤレス給電素子などの次世代エレクトロニクスに欠かすことができないキーテクノロジーとキーマテリアルです.

Our Team

Nice to meet you

Toshihiro Okamoto

岡本 敏宏
Toshihiro Okamoto

教授
奈良県出身 1975年生まれ
tokamoto(at)cap.mac.titech.ac.jp
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Web of Science

専門分野:有機合成化学、物理有機化学、構造有機化学、材料科学、有機エレクトロニクス

受賞歴等:2014年  高分子学会日立化成賞
2014年  Chem. Comm. Emerging Investigators 2014
2016年  東京大学工学部ベストティーチングアワード2016
2022年  有機合成化学協会富士フイルム・機能性材料化学賞
2022年  日本化学会第39回学術賞

Eiji FUKUZAKI

福﨑 英治
Eiji FUKUZAKI

特任准教授
東京都出身 1978年生まれ

趣味:お酒(ウィスキープロフェショナル、テキーラ・マエストロ、ラム・コンシェルジュ)、ジョギング、旅行
特技:スキューバダイビング(レスキューダイバー)
専門分野:有機合成、高分子化学、レドックス材料

Shohei KUMAGAI

熊谷 翔平
Shohei KUMAGAI

特任准教授
宮城県出身 1989年生まれ
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趣味:お酒、散歩、献⾎
特技:⼈の顔を覚えること
専門分野:有機エレクトロニクス、有機半導体、錯体化学、固体物性化学

Masato MITANI

三谷 真人
Masato MITANI

助教
群馬県出身 1988年生まれ
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趣味:⾃転⾞
特技:空⼿
専門分野:液晶、光・電子機能性材料、有機化学

Ruoxi HUANG

⻩ 若渓
Ruoxi HUANG

D2
中国出身

趣味:ラナ・デル・レイ
特技:料理、ベーキング、⽔彩画

Atsushi HAYASHI

林 篤志
Atsushi HAYASHI

M2
和歌山県出身

趣味:映画鑑賞,スポーツ応援
特技:料理

Yuma OZAWA

⼩澤 悠⾺
Yuma OZAWA

M1
東京都出身

趣味:ポケモン、漫画
特技:卓球

Hiroshi KAJIWARA

梶原 啓志
Hiroshi KAJIWARA

M1
福岡県出身

趣味:アニメ、散歩
特技:サッカー、軟式テニス、⼸道

Nobue UEDA

上⽥ 延江
Nobue UEDA

事務支援員
山口県出身

趣味:スポーツ観戦、散歩
特技:カリグラフィー

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If you would like to visit our laboratory, please apply by email.
研究室見学希望の方は、メールでお申し込みください。

Toshihiro Okamoto Lab.
岡本敏宏研究室

School of Materials and Chemical Technology,
Department of Chemical Science and Engineering,
Institute of Science Tokyo
東京科学大学 物質理工学院 応用化学系

G1-7, 4259 Nagatsuta-cho, Midori-ku, Yokohama, Kanagawa 226-8502, Japan

〒226-8502 神奈川県横浜市緑区長津田町4259 G1-7

look in direction / アクセスを見る

045-924-5437

tokamoto@cap.mac.titech.ac.jp

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